呉服屋さんに習った着物の保管の仕方
母がお嫁入りの時に祖母から買い与えられたたくさんの着物を受け継ぎました。母は着物を着ないためほとんど袖を通していない状態です。せっかくのものをダメにしてしまわないように、適切な保管方法を呉服屋さんに教えていただきました。
ポイントは3つです。
ポイントその1 虫に喰わせない
着物を入れた着物箪笥の引き出しの両側に防虫剤を置きます。このとき防虫剤が直接着物に当たらないように、着物は「たとう紙」に包むなどします。防虫剤は似合わないタイプがお勧め(ショウノウ臭いのは嫌ですね)。呉服屋さんでは、
”そうび デラックス”
という防虫剤を教えていただきました。
ポイントその2 月に一度簡易な風通し
湿度が高くなく風のある日に箪笥の引き出しを開けて、おおよそ午前中いっぱい引き出し内と着物に風を通す。雨上がりなど湿度の高いときは避けます。
ポイントその3 年に一度しっかり風通し
ポイント2と同様、湿度が高くなく風の通る日に着物を出して半日ほど室内に干します。ついでに、虫喰いや汚れがないかなどチェックすることができます。11月ごろがお勧めだそうです。